映画は、好きです。映画館に足を運ぶことは、少なくなりました。今は、家でアマゾンプライムで気になった映画を見る程度になりました。時々、ぐっと心に刺さる面白い映画に出会います。
「はい およげません」もそんな映画の一つになりました。
主人公の大学教授で哲学者は、水の事故で息子を亡くした過去を引きずります。過去に誠実に向き合おうとしながらも、悩み、引きずり、時に臆病になります。そんな主人公に、スイミングスクールインストラクター役の綾瀬はるかが言います。
「そうすれば許してもらえると思っているのですか？」
「逃げるな。」
主人公ほどではないけれど、過去を引きずり、後ろ向きになり、なかなかうまく回らない現状に思考がこわばっていた自分に、ガツンと響きました。泣けてきました。都合よく、許してもらおうと思っていたんだ。そして、その場から逃げようとしていたんだ。自分の置かれた立場をもう一度確かめて、今がマイナスでも、しばらくはマイナスでも目を背けずに、逃げずに、向き合っていこう。そう思えたのでした。
素敵な映画と出会えたことに感謝します。
ここまで読んでくれてありがとうございました。皆さんが充実した１日を過ごすよう祈ります。
