よく聴いていたジャズアルバム「go man! 」sonny criss

中高校生の頃、オーディオ機器が僕の周りでは流行りました。sonyだとかkenwoodだとかpioneerだとか…。CDデッキとカセットデッキ、ラジオのチューナーがセットになったものやCDラジカセとか。詳しい友達や金銭的な余裕(多くは親も趣味)のある友達は、単品で高価なものを買い揃えていたりしました。大きなスピーカーとサラウンドスピーカーを設置して、ドルビーサウンドの優れた音質の環境で大迫力の臨場感にあふれた音楽を聴くことは夢でした。スマホで手軽に音楽を聴けるようになり、音質よりも手軽さを選択し、いつの間にかそんな夢も忘れていました。Bluetoothスピーカーで以前よりも優れた音質で音楽に親しむことができる環境になりました。すっかり様変わりしたものです。僕も、耳が遠くなってきて、今やモスキートーンは聞こえてきません。そんなことも、一日の中に音楽の位置付けが小さくなってきた一因だと思います。

オーディオ機器をいじるようになった頃、様々なジャンルの音楽に触れるようになりました。ジャズが好きな友達がいて、その兄貴もジャズが好きということで、いくつかCDを借りてジャズについて語りました。その頃に聴き始めたのが「go man! sonny criss」です。アルトサックス奏者のソニークリス。名盤と言われているアルバムではないようですが、なぜかよく聴きました。1局目のサマータイムの軽すぎるほどの軽快さが心地よかったのでしょうか。

ダビングをしてカセットテープで何度も繰り返して聴きました。すっかりお気に入りになりました。バイトをするようになった頃、CDを購入しました。今でも手元に置いています。聞くことはなくなったけれど、このジャケットを見ると10代後半の頃を思い出します。

その後は、ジョンコルトレーンやマイルスディビスなど、名盤・名演というものを聴くようになりました。さらに遡り、ブルースにも関心が出てきて、手にするようになりました。今の人たち、子供達はどんな曲とともに今の時代を思い出すのだろう。ミセスグリーンアップルやらバックナンバーやら、様々なアーティストの名前を子供達から聞きますが、僕にとっては、すっかり疎くなりました。ときには、ジャズやブルース、昭和歌謡などを聴いてみては…と思ったりもしますが、まぁないでしょう。僕が、流行りの歌謡曲を聞くことが考えられないのと同じくらいに。

今日も、読んでいただきありがとうございます。今日が素敵な1日になりますように。

 

タイトルとURLをコピーしました