ジャズの名盤です
Moanin’は、好んでよく聞いていたジャズアルバムです。名盤として名高いアルバムの一つです。名盤と言われるジャズアルバムは世の中に多々あります。「何が名盤なのか」「なぜ名盤なのか」それを語るだけのジャズの素養はありませんが、およそ私が聞いたジャズの名盤は、外れなく「いいなぁ。」と思わせるアルバムです。
うめき声をあげる moaning
高校生の頃、Jazzに詳しい友人が紹介してくれた中の1枚だったと記憶しています。アルバムを通して、暗い感じがしないのがとても好きです。けれど、アルバムのタイトルのMoanin’は、苦しくてうめき声をあげるという日本語の意味になるようです。Moanin’(うめき声をあげる)という曲がArt Blakey & The Jazz Messengersの演奏で暗い気持ちにならずに聴かせてくれます。僕の感性がずれているのかもしれませんが、そんなところにきっと名盤たる素晴らしさがあるのかなと思います。Moaninの印象的なイントロ部に惹かれ、トランペット奏者のリーモーガンの他のアルバムも借りました。Along Came Bettyのような夜に合うような曲も、静かなテンポで軽快に演奏している感じです。アートブレイキーのドラムによるところが大きいのだと思います。
スヌーピーのイメージ
このアルバムを聴くと、スヌーピーがイメージされます。考え事の中にスヌーピーが入ってくる感じがあるのです。特に、Blues Marchは、まさにスヌーピーのイメージです。何故なんだろう?昔このMoanin’に収められているいくつかの曲は、CM曲として採用されていたように思います。もしかしたら、そのCMでスヌーピーが起用され出演していたものもあるのかもしれません。Moanin’もスヌーピーも同時代の作品ということも要因かもしれません。このアルバムのジャケット写真もかっこいいですが、僕のアルバムイメージとしては、スヌーピーがぴったりとはまります。
The Drum Thunder Suite
アートブレイキーの本領発揮という感じです。ドラムが曲の中でメインとなっているかっこいい曲です。
ドラムの経験 今となっては貴重な経験
若い頃に、「バンドメンバーが足りない。ドラムを叩いてくれないか。」と請われて、半年くらいドラムを演奏したことがあります。素人ロックバンドのドラムでした。ライブを半年後くらいに予定していて、急遽メンバーが都合つかなくなってしまったようです。あまり難しいことは問われず、素人だということも了解の上での依頼だったので、引き受けました。演奏技術の未熟さやミスは、考慮の上だと思いますが、ライブをするとなるとあまりに恥ずかしい演奏はできません。全く経験のない楽器です。音楽の実績もあるわけでもない僕は、ただ頼みやすかったから声をかけてきたのでしょう。とにかくイメージトレーニングや日常生活の隙間時間に練習しました。
ドラムという楽器を演奏する技術はもちろんですが、ドラムという打楽器で、表現するというのも高度な技術を要します。ほんの数ヶ月の経験を合わせて考えてみても、The Drum Thunder Suiteは、ドラムの音楽的な素晴らしさが際立っている曲だなぁと感じています。
頼まれなけれぼ僕の人生の中にドラムは入ってくる余地は無かったでしょう。ライブ後ドラムは叩いていませんが、貴重な経験になりました。
読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。